*自作ステアリングスイッチ*
(2008. 5.31)



最近、走行中にハンドルのスイッチでオーディオを操作出来たらとても快適だろうなぁ〜って思ってたら、なんとリモコンをハンドルの中に埋め込んでしまうという方法をネットで発見し挑戦することにしました!



これがフレンディーの純正ハンドルです。ずいぶん古い車なのでステアリングスイッチの設定すら存在しません。しかもエアバック無しなので中は空洞・・(笑)この中にオーディオ用のリモコンを埋め込んで赤外線LEDや押しボタンのスイッチを延長して取り付けようと思います。
これがオーディオ用のリモコンです。この中の
『SOURCE(モード切替)』
『MUTE(音量オフ)』
『ボリュームの±』
『CDトラックの±』
をハンドルで使用出来るようにします。この他にもナビとオーディオ兼用のリモコンがあるので1個減るとかなりスッキリするはず♪
分解してみると薄い基盤が一枚だけで、ここから必要な部分を延長してやれば何とかなりそうです。
ハンドルのホーンパッド部分を外すとかなり広いスペースがあります。これなら小さなリモコン1個くらい余裕で収まります。
カバー両端の操作しやすい場所に皮用ポンチでスイッチ用の穴を開けます。
電器屋さんで購入したタクトスイッチをベースに埋め込みました。
赤外線LEDを延長します。これでオーディオ受光部に向けて最適な場所に移設できます。
使用するスイッチの両端部分の被膜を削り延長線をそれぞれ追加します。
半田作業は細かくて半田のノリも悪く想像してた以上に苦労しました。
その上実際にテストしてみたら一番大事なモード切替えのスイッチが反応せず、「もういっかぁ〜」と諦めかけましたがここで妥協したら後で絶対後悔すると思いテスターとにらめっこしながらなんとか直す事に成功しました。やはり快適にするのが目標だったのでせっかく完成しても使いたかったボタンが反応しないままというのは許せませんからね・・^_^;
最後に苦労して付けた線が剥がれないように上からホットボンドで固定しておきます。
リモコンカバーに線数だけの穴(直径1mm)を開けそこから線を引き出して基盤をケースに戻します。これで苦手な作業は終了です。全体的には線を延長するだけの単純な加工ですが、細かい作業だったので予想以上に時間がかかってしまいました。後はハンドル内に固定して赤外線LEDをハンドル横からオーディオに向けて固定すれば完成!

基盤をリモコンケースに戻すことでハンダ部分に力がかからず断線トラブルを防いでいます。
カバーを被せたらこんな感じです。厚みが約2mm位あるのでスイッチ部分が少し奥まった状態です。このスイッチの上にメニューロゴを貼り付けて透明のアクリル板を重ねてみるのもよさそうですねぇ〜。
ステアリング内に5mmの穴を開け、赤外線LEDを埋め込んでホーンパッドを元に戻せばほぼ完成です。
ハンドル側はこんな感じ。組んでしまえば何をしたのか分からないくらいですが快適性は大違いです。矢印は受光部に向かう赤外線の方向。
コンポ側はこんな感じ。受光部は割と横方向からでも反応するのでステアリングからでも全く問題ないです。
斜めに穴あけする時にやはりドリルの切り先が走ってしまい傷が・・(>_<)
タクトスイッチの上にアクリルのプレートとメタル調のインクジェット紙を駆使しボタンを貼り付けます。なぜかメニューロゴは油性マジックによる手書きで手作り感ありありだったり^^;
操作性はタクトスイッチそのもののダイレクト感があっていい感じです(^^ゞ
その後ヘッドユニットが故障し最新HDDナビのX08Sに交換後も同じアルパインだったのでちゃんと反応してくれてラッキーでした♪
自作のボタンも油性マジックの手書きからロゴをプリントしたものに変更。後は夜に光ってくれたらなぁ・・・(^^ゞ